スコティッシュ・テリアに恋して!

SCOTTIE FREAK スコティッシュ・テリアに恋して

2016.8.28

トンネルの先に・・・

プッチが虹の橋へ旅立って半年が過ぎました。

月日が経つ事で悲しみが癒えていくことを願っていましたが・・・

毎日悲しくて悲しくて、(こんなに気持ちが沈んでいたら私にも思わぬ病気が忍び寄って来るかもしれない・・・)と思っていたら本当に体調を悪くしてしまって、先月の中旬、都筑区の大学病院に五日間入院しました。

消化器系の病気で、これといった原因はないのでやはり免疫力が下がっていたのでしょうね。

いつまでも悲しんでいないで早く立ち直らなければ、と思い自分なりに気持ちを上げる工夫をして頑張ってはみるものの、逆効果になってしまうことがしばしば。

出口の見えない暗く長いトンネルを彷徨っているようで、今までに経験したことのない辛い毎日でした。

私は元来明るい性格だし、これまでだって二度、愛犬との別れを乗り越えて来たのだからきっと大丈夫!と信じていましたが今回は想像を絶していました。

セナを見送った時も本当に辛かったですが、セナとは半年間掛けてお別れをする心の準備が出来た事、そして病魔と闘い苦しむセナがこれでやっと楽になれたのだと思う事で救われる部分がありました。

ですがプッチは突然具合が悪くなってから一週間、何とか危機を脱してもう大丈夫と医師から告げられてほっとしたのも束の間、その翌々日に逝ってしまったショックはあまりにも大きかったです。

胆嚢摘出手術は成功したはずなのになぜ?という思いが頭の中を駆け巡り、病院に対しても不信感がつのりました。

が、何を思っても「時すでに遅し・・・」プッチは帰って来ません。

スコティッシュ・テリア プッチ

私の事が大好きでいつも側に居てくれて、感情表現が豊かで嬉しいとピョンピョン跳ねて喜んで、面白い事をしては笑わせてくれたプッチ。

あんなに毎日私を癒してくれたプッチを救ってあげられなかった、病気が忍び寄って来ている事に気付いてあげられなかった自分を責め、気持ちが深く深く沈んでいきます。

私のもとへ来てくれて7年7ヶ月、プッチは幸せだっただろうか、もっと生きたかっただろうにさぞ無念だったろうと・・・

食いしん坊だったのに最期はただただ吐き続けて、こんな事になるなら食べられるうちに美味しいものをお腹いっぱい食べさせてあげたかった・・・

プッチへの「ありがとう」と「ごめんね」を繰り返す日々、ブログで皆様に色々お話するつもりでパソコンに向かっても、プッチを想うと涙が溢れて更新できませんでした。

新しい命を迎える事も考えましたが、またいつかこんな悲しみを味わうのだと思うと積極的になれず・・・

これこそがペットロスなのだろうと思い、何とか抜け出さなくてはと検索窓にペットロスと打ち込み、様々なサイトを閲覧し模索し続けました。

そんな中、こんなコピーに出会いました。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが日本ペーットフードの広告、児島令子氏のコピーです。

死ぬのが恐いから飼わないなんて、言わないで欲しい

 

 

死ぬのが恐いから飼わないなんて、言わないで欲しい

 

おうちを汚すから飼わないというなら、

犬はお行儀を身につけることができる。

留守がちだから飼わないというなら、

犬はけなげにも、孤独と向き合おうと努力するかもしれない。

貧乏だから飼わないというなら、

犬はきっといっしょに貧乏を楽しんでくれる。

 

だけど・・・死ぬのがこわいからと言われたら、

犬はもうお手上げだ。すべての犬は、永遠じゃない。

いつかはいなくなる。でもそれまでは、

すごく生きている。すごく生きているよ。

だぶん今日も、日本中の犬たちはすごく生きていて、

飼い主たちは、大変であつくるしくって、

幸せな時間を共有しているはず。

 

飼いたいけど飼わないという人がいたら、伝えて欲しい。

犬たちは、あなたを悲しませるためにやっては来ない。

あなたを微笑ませるためだけにやってくるのだと。

どこかの神様から、ムクムクしたあったかい命を

預かってみるのは、人に与えられた、

素朴であって高尚な楽しみでありますよと。

 

このコピーに出会って、暗く長いトンネルの先に少し明るい光が見えた気がしました。

そう、プッチは私をこんな風に悲しませるためにやってきたのではなく、私を微笑ませるためだけにやってきて、7年と7ヶ月をすごく、すごく生きたのだと!

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